刺しゅうの洗濯&色止めの方法
<洗濯の仕方>
Puppetsの刺繍糸は普段のお洗濯で洗ってしまうと
色が落ちて生地をうっすら色移りしてしまう場合があります。
特に赤は色移りしやすいのでご用心。(;・ω・)
大切な作品のお手入れ方法をご紹介します。
丁寧にお手入れすると、愛情が増すこと間違い無し!
ぜひ実践してみてくださいね。
<用意する物>
- お酢
- 塩
- 60℃のお湯適量
私は穀物酢を |
<刺繍の洗い方>
1.60℃のお湯とお酢を10:4の割合で入れて塩をひとつまみ入れます。(色止め液)
刺繍をそのまま、ひたひたに浸けます。
2.60℃のお湯と洗剤(衣服を傷めないもの・必ず中性洗剤を使用)で、
刺繍部分は指の腹で優しく撫でるように洗う。
*火傷に注意!必ずゴム手袋使ってください。
*アルカリ性の洗剤を使う場合、黄ばみの原因になるかもしれません。
洗剤と黄ばみについてはこちら→★
刺繍部分は指の腹で優しく撫でるように洗う。
*火傷に注意!必ずゴム手袋使ってください。
*アルカリ性の洗剤を使う場合、黄ばみの原因になるかもしれません。
洗剤と黄ばみについてはこちら→★
薄く黄ばんでしまった作品。 クリックすると拡大します。 |
3.優しく良くすすぐ。
4.もう一度色止め液の中に浸す。
5.軽く絞り、タオルで挟みながら水分を取る。
タオルで水分を取っている最中に色がにじんで来たら、 |
6.あとは、風通しの良いところで陰干しするだけ。
お酢のにおいは干せば消えますよ。
陰干し終了! きれいに青い線は落ちて、色移りもありませんでした(〃´∀`〃)ノ |
*60℃以下だと、色移りの原因になります。
*長時間放置しないでください。
*これはMagyar Madárの店主が普段している
洗濯方法と現地からの情報を参考にしています。
お酢の酢酸量にも影響するかもしれないのでご注意ください。
(ハンガリーと日本ではお酢の酢酸量が違う)
*長時間放置しないでください。
*これはMagyar Madárの店主が普段している
洗濯方法と現地からの情報を参考にしています。
お酢の酢酸量にも影響するかもしれないのでご注意ください。
(ハンガリーと日本ではお酢の酢酸量が違う)
<青い線が消えない場合>
お酢が薄いと青い線が消えにくい場合があります。
瓶やジップロックにお酢と塩をいれ、1〜3時間くらい漬け込むと青い線はゆっくり消えていきます。
作品の大きさによっても、漬け込む時間が変わると思いますが、ぜひお試しください。
作品の大きさによっても、漬け込む時間が変わると思いますが、ぜひお試しください。
<色が生地に色移りしてしまった場合>
下記の方法をお試しください。
店主が試した結果何とか落ちました。
下記の方法をお試しください。
店主が試した結果何とか落ちました。
- お酢を薄めず一晩浸ける。
- 100円ショップに売っているセスキ炭酸ソーダを溶かした水で洗い、その水で一晩放置。
- 更にお酢の中に入れる。
- 軽く絞り、タオルで挟みながら水分を取る。
*タオルで水分を取っている最中に、色がにじんで来たら、またお酢につけて洗う事を繰り返 - 風通しの良いところで陰干し。
<色止めの仕方>
お洗濯の方法が面倒くさい、作品を売る時に
クレームのリスクを減らしたいと
考えている方には色止め剤を使う方法もあります。
お洗濯の方法が面倒くさい、作品を売る時に
クレームのリスクを減らしたいと
考えている方には色止め剤を使う方法もあります。
- 色止め剤とは
色落ち&色移りしそうな繊維素材に染み込ませて、それらを防ぐ専用液状剤。
代用品としてはお酢がある。色止め処理により、元の色より若干薄くなったりする時もある。
色々商品がありますが、 今回はベストフィックスを使用しました。 商品ごとに色止めの仕方が異なるので、 それぞれの説明書に従ってくださいね。 |
- 工程
工程は大きく分けて3つ。
- 染色後,ベストフィックスを水に溶かし、染めたい素材を入れ、よくかき混ぜる。
- 温度を上げ、約60℃で20分間かき混ぜる
- 処理後は水洗いをして、陰干しをする
意外と簡単にできそうでしょ?(゜∀゜)
- 必要なもの
- 色止め処理したい素材
*今回はPuppets perle 3718 10g糸玉を3個 - 水
*染める物の重さに対して、何ml必要か計算を忘れずに。
今回は計算して1040mlほど用意。 - 色止め剤
こちらも何ml必要か計算を忘れずに。
*今回は計算して、2.4ml
(ベストフィックスのキャップの1/5から1/3位までの量)
準備を整えて、早速挑戦!(*´・∀・*)
- 工程1:染色後,ベストフィックスを水に溶かし、染めたい素材を入れ、よくかき混ぜる。
→若干水に薄く、色が出たものの、特に変化なし。 - 工程2:温度を上げ、約60℃で20分間かき混ぜる
→鍋に入れて、水がふつふつ小さな気泡が
出始めるくらいの状態を保持して、20分かき混ぜました。結構色素が、お湯にでてます。(゚Д゚ノ)ノ
くるくる混ぜるにつれて、先端の糸が外れて
しまったので事前に糸の先端が簡単にとれるか
確認した方がよいかも(@_@;)
- 工程3:一晩漬け込む。
→ベストフィックスの説明書には記載されていませんが、糸が幾重にも重なっている構造と
染み込み具合を考慮して、一晩漬け込む事にしました。一晩浸透させた後。 - 工程4:水洗いの後、日陰で陰干しして完成!
特に色の変化も認められません。
乾燥までの時間をいれると、だいたい3日間で完成かな。
完成後、本当に色移りしないか実験もしてみました。
処理前と処理後の2種の糸で刺繍した生地を、
お水に1時間放置するだけの簡単な実験です。
水に浸けて乾かしてみると・・・・
処理前のものは、色がにじんでいました。
*滲みを見やすくするため、写真を加工しています。
対して、色止め処理後のものは・・・・・
大成功!
処理後のものは、生地に色移りなし!ヽ(*´∇`)ノ
プレゼント等失敗できない作品を刺すときには、
おすすめの処理です。
ぜひ不安な方は一度試してみてね(♡´ω` )ノ"
もっと簡単な方法がありましたら、ぜひご一報下さい!(^□^*)