セント・イシュトヴァン刺繍
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元々はハンガリーのメゾーコウェシュド地方に住むマチョー民族と
その近郊に住んでいるガホー村の人々が麻、ウール、リネンの生地に刺していたものです。
昔は同じ大きな模様を繰り返し刺し、その周りに一対の鳥や国章を刺すデザインが基本でした。
メインの糸の色は紫の濃淡、または黄色、濃い赤、緑です。
ウール製生地に刺す場合、派手な色は使用せず、基本として緑と紫が使用されました。
作品の中には、青い生地でできた女性の衣服に
金色に染め上げたウール製刺繍糸でザクロ柄を刺された物も見つかっています。
近代に入ると、シーツの縁飾りとして赤や青のウール製糸や、時には細い糸で刺されました。
糸の染色技術が進むにつれ、
セント・イシュトヴァーン刺繍は発色の良いカラフルなウール又は綿製の糸が使用されてきました。
刺繍サンプル | 刺繍サンプル | 刺繍サンプル |
<使用するステッチ技術>
・ライズドフィッシュボーンステッチ
・アウトラインステッチ
・チェーンステッチ
・ブランケットステッチ
・サテンステッチ
ライズドフィッシュボーンステッチ | アウトラインステッチ | チェーンステッチ |
ブランケットステッチ | サテンステッチ |
参考文献