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カロチャ刺繍

カロチャ刺繍

 

ハンガリー刺繍の代名詞といっても過言ではないカロチャ刺繍。
今では都会の某百貨店さんでも見られるそほど、知名度も上がってきました。

今回は私の知る限り、カロチャ刺繍についてご紹介しようと思いますよ(っ´∀`)っ))ヨロシク


カロチャ刺繍が生まれた場所


その名の通り、カロチャ刺繍はカロチャという小さな町で生まれました。
カロチャはハンガリーを流れるドナウ川の東側のほとりに位置する、古い町。
カロチャ刺繍以外にも、ハンガリー料理には欠かせないパプリカの有名な産地です。


地図お借りしました:http://www2m.biglobe.ne.jp/ZenTech/world/map/Hungary/index.htm 

  

 カロチャ刺繍の発展

  • 模様の変化

    模様はもともと、「かがり」で白一色のみで表現される花柄などがメインでした。
    自然を題材にぶどうやライラック、百合、忘れな草、バイオレットなど、
    美しい伝統的な図案がありましたが、1860年頃に印刷技術が入り、急速に発展していきました。
    カロチャの女性は、更に自分たちで個性あふれる図案を考案し、

    19世紀の終わりにはカロチャ刺繍は革新的な発展をとげチュールップやパプリカ、
    トウモロコシなど
    新しいデザインが登場しました。

  • 色の変化

    初期のカロチャの刺繍は白一色のみで刺されていましたが、
    黒のみ、黒&青、青&赤とバリエーションを増やし
    20世紀初頭には、緑、ピンク、黄色などを取り入れ色彩豊かになっていきました。

    ただリシェリュー(レースっぽいところ)だけは白のみとされました。

    現在では好きな色で刺して楽しむ方も多くいらっしゃいます。

 

  カロチャ刺繍の特徴

カロチャ刺繍の特徴は、個人的に下記の点だと思います。
刺す人の意向によっていろいろ変わるのであくまでご参考に・・・(´・ω・`)


1.一つの植物、もしくは束にいろんな植物が繋がっている。

 

 バランスよく、配置するのがミソ!
 

 

基軸となる大きな植物、もしくはリボンで結んだ束などを起点に
多種多様な花や蕾、実を配置します。

 
2.正式には色が決まっている。


実はカロチャには色の使い方で大きく分けて2種あります。

  • 一般的なカロチャ

るく、可愛らしさが全面に
あふれる配色。
一色でモチーフ刺す場合もありますが、
複雑な模様の場合は2色で刺します。

 

皆さんがよく目にする、華麗な明るい色合いで、
結婚して子供を産む前までの、若い女性の配色でした。
今ではご年配の方から若い方まで幅広い年齢の方が自由に楽しまれています。

カロチャの基本色の内容はこちら→

 

  • 悲しみのカロチャ

女性らしい落ち着いた雰囲気。

写真お借りしました:

 

結婚して子供を出産すると、青や紫の寒色系がメインの配色となりました。
「悲しみの」なんて名前が付けられていますが、気品あふれる淑女のような

大人の美しさがあります。写真では紫系と青の組み合わせですが、中にはピンクも合わせた
作品もあり、シックな雰囲気の中にも可愛らしさを表現できる配色です。

  

3.モチーフの隙間と縁飾りを埋めるリシェリュー

 

カロチャ刺繍には華やかな植物のモチーフだけでなく、リシェリューと呼ばれる
レースの様な部分も魅力の一つ。

 

細かい網目が美しく、
透明感さえ感じます。

 

以前は一針一針手刺しで再現していましたが、
今ではミシンで手際よく製作してきます。 

 

モチーフの隙間を埋める部分は
左右不対象であればあるほど
素晴らしいと評価されます。 


  

主に使用するステッチ技術

 

  background-color: white; padding: 3px; border: 1px solid #555555;
サテンステッチ アウトラインステッチアイレットステッチ 

 

  
スカラップステッチ  

 

もっと写真が見たい人はgoogle.huにて「kalocsai hímzés」、
「riseliő」、「Richelieu-hímzés」と検索してみてね!(*´∀`*)ノ。+゚ *。

カロチャ刺繍に興味が出た方はLet's try!ヽ(≧▽≦)ノ

カロチャ刺繍の商品はこちら→

 

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