ブジャーク刺繍

ハンガリー刺繍の中でも、比較的エスニックなブジャーク刺繍。
日本で発売されている本でも、紹介されるようになりました。

(・ω・)ノ今回はMagyar Madárでも紹介してみようと思います。

昔の人々は献上品としてではなく、
自分達の日用品や衣服、寝具に刺繍をしていたそうですよ。
おしゃれ〜（●´∀｀●*）

＜ブジャーク刺繍の特徴＞

刺繍の特徴は、なんといっても、その直線と円による不思議な幾何学模様とシンプルな配色。
太いラインと細いラインを組み合わせて構成されています。
まるでアジアの山岳民族のような刺繍のようですね。


枕の端	マリカさんの刺繍作品

他の刺繍では服に刺す物と寝具に刺す物で模様を使い分けている場合が多くみられますが、
ブジャーク刺繍の場合、服と寝具に使う模様には差異があまり無いそうです。

生地は麻か綿を使用し、ベッドのシーツにはリネンの生地を使用ていました。
糸の色は、「何を作るのか」によって使い分けたようです。

もしかしたら、テーブルクロスやスカート等に刺す場合もルールがあるかもしれませんね。ヾ('・'*)ノ゛


マリカさんの図案	マリカさんの図案

＜ブジャーク刺繍が生まれた場所＞

ハンガリー唯一で最大の湖、バラトン湖のほとりにあるブジャーク（Buzsák）で刺されています。

それから近隣のトートセントパール（Tótszentpál）、ヴァルヤシュケール（Varjaskér）や
ターシュカ（Táska）でも刺されているそうです。

きっと昔は同じ村だったのかなぁ・・・(･◇･｡)？

＜ブジャーク刺繍の刺し方＞


チェーンステッチ	オープンチェーンステッチ	サテンステッチ


ストレートステッチ	ランニングステッチ

参考文献

興味のある方はぜひ、ネットで検索してね！

「Buzsáki hímzés」で検索すると画像はたくさん出てくると思います*。ヾ(｡>ｖ<｡)ﾉﾞ*。

♥Special Thanks♥

デブレツェンの図書館のマリカさん