お酢は色止め剤?それとも色落ち剤?
2018-01-30 19:29:16
悲しみのカロチャで配色したバッグ完成して1週間。
本日、やっとお酢を買ってきました。
あとは最後の青線と汚れを落とすだけ。
完成まであと少し(^o^)
タイムリーなことに今日お客様からお手入れの時に使うお酢について、こんな質問を頂きました。
<お客様からの質問>
ホームページに刺繍図案の青線の落とし方について記載があり、酢と湯で落とすと書かれていましたが湯だけでは落ちないのでしょうか?
白糸刺繍の場合は色止めの必要がないのですが・・
酢の働きは色を落とすのか、色落ちを止めるのか、両方なのか、頭の中が混乱しています。
もしわかりましたら教えてください。
確かに同じお酢なのに、片や色落ちをふせぎ、片や色落ちさせるなんて、確かにとても不思議ですね。
上記のお客様のように白い刺繍を刺して、お酢が必要なのか不必要なのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私の見解で、なるべくわかりやすいように説明しますと・・・・・(o^▽^)o
まず糸の色と図案線の色は別の染料、つまり別の物質となります。
糸の染料にとって、お酢は色止めになります。
図案線の染料にとって、お酢は化学反応によって色が落ちる、色落ち剤となります。
日本ではペンタイプのチャコマーカーとか販売していますよね。
商品によってお湯で消えたり、時間が経つと自然に消えたりするのもあります。
上記のお客様のように白糸刺繍を刺す時、そういったマーカーを図案線に使っている場合にはお酢は必要ありません。
ただし、図案線の染料がお酢によって落ちるのならば、白糸刺繍でもお酢での処理が必要となります。
当店で販売している図案入り生地の青線は殆どがお酢で消えるタイプになります。
ハンガリー刺繍が大好きな皆様の参考になれば、嬉しいです。(*˘︶˘*)
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♪今日はこの動画♪・・Kaun Hain Voh" from Baahubali by Kailash Kher & Mounima
この映画見た〜い。・・・・洸
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